食事介助に使うトロミ剤って便利よね~でもちょっと気を付けて!トロミ剤のメリット・デメリット

嚥下障害 とろみ剤 高齢者
みーばー
こんにちは。現役介護職のみーばーです。(^^ゞ☆*: .。. 

今回は、トロミ剤のメリットとデメリットについてお話ししたいと思います。

嚥下障害に問題がある方に安全に美味しく食事をしていただくために欠かせないとろみ剤ですが、間違った使い方をするとかえって危険を伴う結果になりえます。

安全で適切なとろみ活用のためにとろみ剤の良い点、気を付ける点を正しく知る事はとても大切です。

トロミ剤のメリットとデメリットについて簡単な言葉で綴っています。お気軽に覗いてくださいませ。🤗

 注意点とポイント

★とろみの強さは一人ひとりの嚥下の状態に合わせることがとても重要です。
最近飲み込みに時間がかかることが増えてきたなど不安な時は嚥下状態を検査する事をお勧めしま     す。

★嚥下の状態を診る検査は病院で受けることができます。
その際、医師や言語聴覚士や管理栄養士などの専門家にとろみのつけ方を相談するとよいでしょう。

★とろみをつけ過ぎると、液体の粘度が増して喉に貼りつきやすくなってしまいます。
この喉に食塊が貼りついて残ることを「咽頭残留」(食べ物が吞込めず咽頭に残ってしまう状態)といい、誤嚥の原因になります。
そのため、とろみのつけ方には十分注意が必要です。

★また、とろみ剤によって飲み物や食べ物がまとまるので、飲み込みやすくなる効果もあります。
このように、嚥下障害のある方に効果がある「とろみ」ですが、適当にとろみ剤をまぜてしまうとかえって危険が増すこともあります。

トロミ剤のメリット

◆とろみをつける目的は食べ物が喉へ入るスピードを遅らせることができます。              とろみにより食べ物や飲み物の粘度が増し、喉に送られる速さがゆっくりになると、嚥下反射に遅れがある人でも誤嚥しにくくなります。

◆食事が楽しい時間に                                    嚥下障害により食べられる食事が少なくなった方も飲み込みやすくなることで食べられるメニューの幅が広がり食の楽しみにつながります。

◆減塩効果も期待できる                                   もう一つの意外なものとして減塩効果もあります。水分や食事にとろみをつけると食べ物がのどに入る速さが低下するのは先に説明した通りですが、これにより水分や食物が舌の上にとどまる時間が長くなります。                                       味を濃く感じるという作用がもたらされます。

食事の際に汁物などとろみをつけることによって、減塩してもおいしく味わうことができるようです。嚥下障がいのある方は脳卒中後遺症が原因のことも多く、高血圧を合併していることも多いと思われます。

水分や食事にとろみをつけることは「誤嚥予防」と「減塩」の2つの効果が期待されるので、とろみに対して苦手意識のある方もいらっしゃいますが最近はとろみ活用の減塩料理なども紹介されております。一度試してみるのもいいですね!

 

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トロミ剤のデメリット

とろみをつけ過ぎると、液体の粘度が増して喉に貼りつきやすくなってしまいます。
この喉に食塊が貼りついて残ることを「咽頭残留」といい、誤嚥の原因になります。
そのため、とろみのつけ方には十分注意が必要です。

何でもかんでも「とりあえず」でとろみをつけない

嚥下障がいや嚥下機能が低下してきた方に対して、「とりあえず」とろみをつけてはいないでしょうか。

とろみには確かに誤嚥を予防する効果がありますが、それはあくまで嚥下障がいの中でも【嚥下反射に問題のある方】の場合です。嚥下反射とは、食べものが口から食道に送り込まれる際、気管に食べものが入らないよう蓋をする動きのことです。

とろみの効果は、水分や食塊のスピードをゆっくりにして、嚥下反射の遅れた方でも誤嚥しにくくすることです。したがって、嚥下障がいの中でも嚥下反射に問題のない方にはあまり効果が見られない対策となってしまいます。

どこに障害があるのかをしっかり理解した上で上手にとろみ剤を活用しましょう。

 

 

とろみづけが脱水による入院を招く可能性も

とろみをつけることによるデメリットにも注意が必要です。とろみづけのデメリットとしては、「咽頭残留」と「脱水(水分摂取量の減少)」が考えられます。

◆咽頭残留とは、のど(咽頭)の中の喉頭蓋谷(こうとうがいこく)や梨状窩(りじょうか)といった場所に、水分や食塊が嚥下した後にも残ってしまうことを指しますが、とろみをつけることによってこの咽頭残留が増えてしまう可能性がありかえって危険を伴うことになってしまいます。

とろみをつけた場合、水分や食塊のスピードは遅くなりますが、同時に粘着性も高くなってしまうので咽頭残留を起こしやすくなってしまうのです。咽頭残留は食事後の誤嚥の原因となってしまいますので、とろみのつけ過ぎや不要なとろみづけには十分に注意しましょう。

◆もう一つのデメリットである脱水についてですが、これはとろみづけによって水分を補給する機会が減ってしまい、水分の摂取量が下がってしまうことが主な原因です。とろみをつけると水分やお茶などのサラサラとした喉越しが失われてしまい、「美味しくないから飲みたくない」と感じる方が多いため、結果として脱水のリスクが高まってしまいます。せっかく誤嚥防止のためにとろみづけをしても、それによって水分摂取量が減ってしまい脱水になってしまっては本末転倒です。

特に高齢者とって脱水は非常に危険な状態ですし、入院の原因にもなります。なので、とろみづけによって水分摂取量が減ってしまわないように気をつけましょう。 どうしてもとろみづけが嫌で水分摂取が進まないときは、お茶やスポーツドリンクでゼリーを作り水分の代用にすることも一つの方法です。

まとめ

ここまで、とろみ剤のメリットとデメリットについてお話ししました。             とろみ剤は嚥下障害の症状がある方にとって助けとなる便利なものです。            一方で使い方によっては危険なものにもなってしまいます。

薄いとろみで飲める方に心配して濃いとろみをつけることはかえってマイナスになってしまいます。安全に美味しく飲食するために、一人ひとりに合った量と濃度を知ることのヒントになれば嬉しく思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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ABOUTこの記事をかいた人

1961年3月生まれ 鹿児島で生まれ愛知で育ち現在宮崎県在住。 美容師、喫茶店、地鶏屋、と人と接するお仕事を基盤に生きてきた。 必要に迫られ、時の流れに逆らわず55才で介護の道へ飛び込む。 自宅での介護や仕事としての介護で「ありゃまー、こりゃまー」の連続!  「こんな感じにものが有ったらいいのに!」と思い一念発起で 介護で役立つものを製品開発。 アラ還ですが、チャレンジャーでありたいとの思いからブログに挑戦してます(o^―^o) たま~にプライベートタイムも交えながら、 介護の日常や介護の現場、役立つ情報を発信していきます。