お久しぶりの投稿です。今日は認知症とパーキンソン病を発症した義父をお風呂に入ってもらった時の失敗談と介護職員としての家族に伝えた対処方法。そして、最後に入浴介助する時に有れば便利なお風呂介助用品などをお話ししたいと思います。
そんなこと知ってるよ。と言う方や、あっ!私も経験した。という方もいらしゃると思いますが、私の家族の失敗を含めて温かい目で見てくだされば嬉しいです。
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自宅でお風呂に入れる。
当時、84歳の義父は手を引けば自分で歩けるが筋力低下が進んでいる状態。認知機能の低下もありました。排便や排尿の失敗も多くこの日も排便の失敗からお風呂で体を洗うことに。古い家で、手すりも付いていない、床はタイル張り、浴槽は半埋め込みタイプで浅型。手伝えば足を上げてまたぐ事ができる状態。その日、私は仕事で留守。同居ではないが、様子をちょこちょこ見に行ってる主人と義母でお風呂に入れる事を実行!⦅体の動きが悪くなってからは、デイサービスでお風呂に入っていた義父。⦆後の祭りだけど、事前に私に連絡きてたらアドバイスが出来たのになぁ~!...
さて❢いよいよお風呂に入る訳です。先ずは、水に濡れても大丈夫な椅子を準備して洗身と洗髪は問題なく無事に終了。介助に慣れてない主人ですがお湯に浸かる事も成功。ここまでは最高の出来栄えでした。
家族の失敗談!
この後、冷や汗が噴き出す出来事が‼ 湯船に浸かってきもち良くなると同時に、やはり高齢なので疲れがでます。そろそろ湯船から出そうと思った時は義父本人は脱力状態。当然、手伝っても自分の足で立ち上がることができない。まったく力の入っていない体の重さは計り知れない。まして、裸で掴むところが無いのです。浴槽の外からの介助は無理です。四苦八苦する事20~30分💦最後は主人自ら浴槽に入るも洗い場で受け止める人が居ない。ひぇ~😱 この時点で私へのSOSの電話❢
はてさて‼みーばーはご主人様のSOSに駆け付けたのか⁇ ザンネーン(´;ω;`)と言うことで電話で義父の救出作戦を伝えることに‼
家族にアドバイスしたこと!
私が義父救出のためにアドバイスしたことは。。。
①先ずは義父の体調確認、呼びかけに応答することを確認する。これは大丈夫でした。
②次に浴槽に高さ30~40㎝程の椅子を置き、置いた椅子まで持ち上げる。これで浴槽の半分くらいの高さまで上げられました。
家に有った椅子はこのタイプ。
③洗い場に浴槽の淵と同じくらいの高さの椅子を浴槽につける形で置き、 その椅子に座らせる。(椅子にバスタオルを敷いて置くと良いです。)ここまで出来たら一安心です。
こんな感じの普通の椅子です。
④この時点で身体は浴槽の外に出ているので後は、足を出しながら体の向きを変える。倒れないように身体を支えて足を持ち上げながら。この4つを実践し何とか無事に出すことができた様子。義父も脱力感はあったものの体調不良も見られずひとまず安心。良かったよかった。お疲れ様でした!🍵(o^―^o)ニコ
介護職員としてのアドバイス
- 体調管理。入浴前に体温測定、血圧などのバイタル測定を行いましょう。その日、その時で体調は変わります。入浴できる体調であることを確認しましょう。問題がなければ湯舟にお湯を溜めましょう。
- ヒートショック対策。 浴室に暖房設備があれば良いですが、まだあまり見かけません。特にこれからの季節は気を配りたいところ。お湯が溜まったら最初に浴室内に熱いシャワーを出しておきます。浴室の壁や使用する椅子にかけて温めると同時に、浴室の温度をあげます。
- 着替えの準備。温まるまでの間に着替えを準備します。洗身タオルとバスタオルを2枚お風呂上りは体力が消耗します。立ったままでの更衣はふらつきなどの危険が伴いますので椅子に座ってもらいます。その為に身体を拭くための1枚と椅子に敷くための1枚を準備します。身体を拭いたり、着替えは残存機能保持の為にできる事はご本人にしてもらいましょう。着替えが終わったら髪を乾かす事も忘れずに!
- 入浴後の体調管理。 お風呂に入ると案外疲れます。入浴前と同じく入浴後のバイタル測定を行い、体調不良の有無を確認しましょう。
⁂入浴は身体を清潔に保つだけではありません。入浴を通して普段あまり見えない場所の皮膚状態の観察や温浴効果により心身がリフレッシュできます。無理のない程度で実施出来るといいですね!
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あると便利な入浴介助用品
浴槽に入るための手すりがあると安心です。
①洗髪や洗身を背もたれが付いているので安心して座って出来ます。
②湯船に入る時、跨ぐのが不安な方は、座って入れるのに便利です.
③浴槽に浸かるときや浴槽から立ち上がる時に掴めるものが有ると安心です。
④浴槽の中に入れます。吸盤つきだと浮いてこずに安心です。お尻が下までつかないので立ち上がる動作がスムーズになります。
さいごに
お風呂に関する注意点や入浴介助用品はまだまだたくさん有ります。ここに載せたものはほんの一部です。それぞれの環境に合わせた方法や介助用品に出会えるといいですね。
つたない情報と経験から書かせていただきました。最後まで読んでくださりありがとうございました。